その“フルオート”と“オート”の違い、ちゃんと理解していますか?
「給湯器を交換しようと思ったけど、“フルオート”と“オート”って何が違うの?」 「どっちを選べば札幌の冬でも安心できるの?」
給湯器を選ぶとき、見た目の機種名や価格ばかりに目がいきがちですが、実は“機能タイプ”こそが暮らしやすさに直結する重要ポイントです。
} 特に「フルオート」と「オート」という2種類のタイプは、どちらも「自動でお湯はりができる」という共通点がある一方で、実際に使ってみると日々の快適さに大きな差が出ます。
札幌のような寒冷地では、外気温が低いためお風呂のお湯がすぐに冷めてしまったり、浴槽のお湯が減りやすくなったりするため、給湯器の性能に対する満足度は地域ごとに違います。
そのため、「フルオート」と「オート」の違いを理解せずに選んでしまうと「もっと便利な方にしておけばよかった」「冬場の使い勝手が悪い」といった後悔につながることも。
この記事では、札幌市内で住宅設備工事を多数手がけてきた当社が、フルオートとオートの仕組みや機能の違い、寒冷地ならではの選び方や注意点などを実際の現場の声も交えて、わかりやすくお伝えします。
初めて給湯器を選ぶ方はもちろん、買い替えを検討している方も、ぜひ参考にしてください。
フルオートとオートの基本的な違いとは?

まず知っておきたいのが、フルオートとオートの“根本的な違い”です。 名前だけを見て「フルの方が高機能なのかな?」と想像する方も多いですが、具体的な使い勝手をイメージすることが大切です。
どちらも「お湯はり」「追い焚き」までは共通して使えますが、最も大きな違いは“お湯が減ったときに自動で足してくれるかどうか”。
フルオートなら浴槽内のお湯が減った場合も、設定した水位まで自動でたし湯され、温度もキープされます。
一方オートは、こうした細かな調整を自分で行う必要があります。
🔍 用語まとめ
用語 | 意味 |
---|---|
湯はり | 浴槽にお湯を張ること |
追い焚き | 浴槽内のお湯を温め直すこと |
たし湯 | 減った分のお湯を追加すること |

機能別に見る違い【表で徹底比較】
給湯器の選定で「何ができて、何ができないのか」は非常に重要な判断軸になります。フルオートとオートは、基本的な給湯機能は同じですが、“お風呂まわり”の機能に違いが集中しているのが特徴です。
特に札幌のような寒冷地では、外気温の影響で浴槽のお湯がすぐ冷めてしまったり、配管に負担がかかりやすい環境にあるため、どこまで機能を自動化できるかは大きな快適性の差につながります。
以下の表では、よく比較される機能を中心に、操作性やランニングコスト、設置後の満足度に影響するポイントをまとめました。 「どちらが自分に向いているか」を具体的にイメージしながら、じっくり見てみてください。
機能項目 | フルオート | オート |
自動お湯はり | ◯ | ◯ |
自動ストップ | ◯ | ◯ |
追い焚き(保温) | ◯ | ◯ |
自動たし湯 | ◯ | ×(手動) |
湯量・水位の自動調整 | ◯ | × |
浴槽配管の自動洗浄 | ◯(メーカーによる) | △ |
操作のシンプルさ | ◎ | ◯(ボタン多め) |
初期費用 | 高め(+2〜5万円) | 安め |
対象家庭 | 高齢者・共働き・子育て層 | 単身者・コスト重視層 |
寒冷地で特に注意したい給湯器の選び

札幌や北海道全域のような寒冷地では、給湯器が“お湯をつくるだけの機械”ではなく、“冬場の生活を支えるインフラの一部”としての役割を果たしています。
気温が氷点下になる期間が長く、給湯配管の凍結や浴槽のお湯が冷えるスピードが本州とは段違いです。
こうした環境では、フルオートとオートの違いが“快適性”や“安全性”に直結するため、機能選びを間違えると日々のストレスが大きくなります。
とくに注意すべきなのが、浴室の温度管理と給湯器の凍結防止性能、そして外配管への影響。北海道で長年現場に立ってきた私たちとしても、「とりあえず安い方で…」と決めてしまったお客様が、後から後悔するケースを何度も見てきました。
以下のような機能が“寒冷地に強い給湯器”を見極めるポイントとなります。
🔸 寒冷地ならではのチェックポイント
対応項目 | 理由とポイント |
自動たし湯機能 | 寒さで水位や温度が下がりやすく、自動補正があると便利 |
配管自動洗浄 | 凍結や汚れ防止に有効。とくに外配管のある住宅では重要 |
凍結防止ヒーター | 標準搭載でも「通電管理」が必要。設置後の注意点も含めて理解を |
保温性能の高い機種 | 浴槽の断熱性能や保温モードの強さが重要 |
配管の露出状況 | 寒風にさらされやすい場合、施工時に断熱材の追加も検討を |
このように、給湯器を単なる“便利機器”としてではなく、“札幌の厳しい冬を快適に乗り切る機器の一つ”と捉えて選ぶことが大切です。
実際の施工現場ではこう選ばれている
私たちルーム・テック・ラキアが札幌市内や近郊で施工に伺うなかで、フルオート給湯器の導入率はこの数年で確実に増えています。
特にファミリー世帯や共働きのご家庭では、「操作の手間を減らしたい」「自動で快適なお風呂を維持したい」という声が非常に多く、生活の質そのものを左右する設備として見られています。
とくに札幌のように、夜間の気温が氷点下になる地域では、浴槽のお湯が冷えやすく、「お湯がぬるい」「冷たくなってしまって入り直せない」といった悩みが毎年寄せられます。
こうした課題を“無意識にカバー”してくれるのが、フルオートの自動保温・自動たし湯機能なのです。
📣 実際のお客様の声(一部抜粋)
「共働きで夜遅くに入浴するので、自動保温は本当に助かる。以前は入るたびに追い焚きしていたが、今はその手間がない」(札幌市白石区・40代ご夫婦)
「子どもが勝手に浴槽の水を抜いてしまっても、自動でたし湯されて本当に安心。忙しい育児の中で細かい調整がいらないのは大きい」(札幌市北区・30代女性)
「親の家をフルオートに交換したら、操作が簡単だと喜ばれた。特に“ふろ自動”ボタンひとつで完結する点が高齢者にはありがたい」(札幌市豊平区・50代男性)
こうした声からもわかる通り、単なる便利さ以上に、札幌の寒さに耐えるための“日常インフラ”としてフルオートを選ぶご家庭が増えているのが実感です。
フルオートへの切り替えはできる?
「今はオートだけど、あとからフルオートに切り替えたい…」というご相談は非常に多く寄せられます。
ただし、切り替えにはいくつかの技術的な条件や物理的な制約があるため、誰でも簡単に“後付けできる”というわけではありません。
以下のような要件がそろっているかどうかを事前に確認することが重要です。
🔧 フルオート切り替えの主な条件
チェック項目 | 内容 | 注意点 |
浴槽タイプ | 1つ穴タイプであること | 2つ穴タイプは基本不可 |
追い焚き配管の設置 | 給湯器と浴槽を循環配管で接続できるか | 配管ルートの確保が必要 |
設置スペースの確認 | サイズ差はほぼなし | 排水処理の有無 |
ガス種の確認 | 供給中のガス種(LPガス/都市ガス) | 機種とガス種が一致しているか確認を |
本体交換の必要性 | 切り替えには本体まるごと交換が前提 | 機能追加や後付けでは対応不可 |
📌 要点まとめ
- 後付けで「オート→フルオート」への変更は原則不可能。必ず本体交換が必要。
- 浴槽のタイプや配管状況によっては、希望の機種が設置できないこともある
- 現地確認なしで判断するのは難しいため、専門業者への相談が第一歩
💬 よくある勘違い
「リモコンを替えればフルオートになる?」→ ❌なりません。 「フルオート用のパーツを追加すればいいのでは?」→ ❌そのような後付け方式は存在しません。
実際の環境によって必要な工事内容が大きく変わるため、 見た目や価格だけで判断せず、必ず現地調査を行ってから判断することが大切です。
【プロが教える】後悔しないための選び方チェックリスト

「自分の家庭にはどっちが合うの?」と悩んでいる方のために、給湯器選びで後悔しないためのチェックポイントを用意しました。
給湯器のフルオートとオートの違いは、単なる機能の差ではなく、生活スタイルそのものに深く関わります。
たとえば、家族全員が同じ時間に入浴する家庭と、バラバラの時間に入る家庭では、お風呂の使い方も求める機能もまったく違ってきます。
また、高齢の家族がいる場合には“できるだけ操作が簡単なもの”が望まれますし、共働き世帯なら“手間を減らしてくれる全自動”がありがたい存在になります。
ここでは、「YES/NOで簡単に診断できるチャート」と「家族構成・ライフスタイル別のマッチング表」で、あなたにぴったりのタイプを見つけるお手伝いをします。
✔ YES/NOチャートで診断
以下の質問にYESが多ければ、あなたは“フルオート向き”です。
- お風呂の準備を全自動で済ませたい
- 家族で入浴時間がバラバラ
- 小さい子どもや高齢者がいる
- 給湯器をできるだけ操作したくない
- お湯が冷める・減るのが気になる
YESが少なければ、シンプルで安価なオートでも十分かもしれません。
🏡 家族構成・使い方別のおすすめ
家族タイプ | 向いている機能 |
共働き+子育て世帯 | フルオート |
高齢者夫婦世帯 | フルオート(操作簡単) |
単身・2人暮らし | オート(費用抑えめ) |
自宅にいる時間が長い人 | オートでも対応可能 |
💡 たとえばこんな方におすすめ
- 「浴槽の湯量を自動で管理したい」→ フルオート
- 「必要なときだけ追い焚きできれば十分」→ オート
- 「リモコン操作が苦手」→ フルオート(ワンボタン完結)
- 「予算重視で最低限の機能でよい」→ オート
それぞれの機能が生活にどう影響するかを想像しながら、納得いく選択をしましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. フルオートの方がガス代や電気代が高くなる?
→ 自動保温・たし湯機能がある分、多少上がるケースもありますが、こまめな追い焚きよりも効率的に保温されるため結果的に節約になることも多いです。
Q2. 凍結対策はフルオート・オートで差がある?
→ 基本的には差はありません。どちらも凍結防止ヒーターを内蔵しており、24時間通電していれば凍結を防げます(※ブレーカーを切らないよう注意)。
Q3. 操作に不安がある高齢者におすすめは?
→ 実はフルオートの方が操作がシンプルです。「ふろ自動」ボタン一つで入浴準備が整うため、機械操作が苦手な方にも向いています。
Q4. 給湯器の寿命や耐用年数に違いはある?
→ フルオートとオートで基本的な耐用年数に大きな違いはありません(約10~15年が目安)。ただし、自動機能が多い分、フルオートの方が故障時の修理費用はやや高くなる傾向があります。
Q5. 今オートだけど、いつかフルオートにしたくなったら?
→ オートからフルオートへの変更は本体の交換が必要です。浴槽の穴の数や配管の構造によって対応できない場合もあるため、事前に業者に相談するのが安心です。
まとめ|“毎日の快適さ”と“安心”は給湯器の選び方で変わる
給湯器の「フルオート」と「オート」は、どちらも便利な機能を備えていますが、 実際の使い勝手や寒冷地での快適性には明確な違いがあります。
特に札幌のような寒冷地では、
- 浴槽のお湯が冷えやすい
- 操作するのが億劫になる寒さ といった点を踏まえれば、自動でたし湯・保温ができるフルオートの方が断然おすすめです。
一方で、
- できるだけコストを抑えたい
- 給湯器の機能はシンプルで十分 という家庭には、オートタイプも十分な選択肢になります。
どちらを選ぶにしても、「家族構成」「入浴タイミング」「浴槽の使い方」といった日常の暮らし方に目を向けて検討するのがポイントです。
✅ フルオートかオートか迷ったら、札幌のプロに相談を!
「どっちを選んでも結局お湯は出るんでしょ?」
そう思ってなんとなく選んでしまうと、あとから“こんなはずじゃなかった”となりがちです。
実際に札幌のご家庭では、
- 家族構成と生活スタイルに合わない機能をつけて後悔
- 使わない機能に費用をかけてしまった
- 逆に“欲しい機能”がなくて不便だった
といったお悩みの声がよく聞かれます。
給湯器は10年以上使う設備です。
今だけでなく、数年先の暮らしも見据えた選び方が、満足度の分かれ道になります。
ルーム・テック・ラキアでは、札幌近郊エリアに特化した無料相談・見積もりを実施中。
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