お湯を使いたいときにすぐに出せる「瞬間湯沸かし器」。
キッチンや洗面台などに直接取り付けられ、必要な分だけガスでお湯をつくる仕組みのため、省スペースで効率的な設備として今も根強い人気があります。
ただし、設置や交換を検討する際には「取り付け費用がどれくらいかかるのか」「自分で取り付けられるのか」「ガス会社に頼むべきか」といった疑問が生じがちです。
実際のところ、瞬間湯沸かし器の取り付けには本体+工事費でおよそ5万〜6万円前後が目安となります。
ガス種(都市ガスまたはLPガス)や配管の状態、設置環境によって金額が変わることもあり、さらに法令上の制限があるため、資格を持たない方による取り付けは行えません。
この記事では、ガス設備専門の「ルーム・テック・ラキア」が、瞬間湯沸かし器の取り付け費用の相場や、追加費用が発生する条件、工事の安全基準までをわかりやすく解説します。
無駄な費用を抑えつつ、安全に取り付けたい方はぜひ参考にしてください。
ガス給湯器は10年を過ぎると、内部の劣化やセンサー不具合が起きやすくなります。
ルーム・テック・ラキアでは、札幌近郊エリアを中心にノーリツ・リンナイ・パロマなど主要メーカーすべてに対応。
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瞬間湯沸かし器の取り付け費用の相場


(※リンナイ公式HPより引用:瞬間湯沸器(RUS-Vシリーズ))
瞬間湯沸かし器の設置にかかる費用は主に、「本体価格」と「取り付け工事費」の2つで構成されています。
これらを合わせると、総額で約5万円〜6万円前後が一般的な目安です。
費用内訳の目安
- 本体価格:約3.5万〜4万円
- 取り付け工事費:約1.5万〜2万円
量販店や通販サイトで購入する場合、本体価格は比較的安く見えることがありますが、実際には「ガス種が異なる」「設置したい場所に設置できない」といったトラブルも多く、結果的に交換・再施工が必要になるケースもあります。
そのため、購入から取り付けまで一括で任せられるガス工事店に依頼するのが最も確実です。
都市ガスとLPガスで費用が変わる理由
瞬間湯沸かし器は、ガス種によって使用する部品が異なります。
都市ガス(13A)用とLPガス用では燃焼特性がまったく違うため、ガス種に合っていない機器を取り付けると、着火不良や不完全燃焼の原因になります。
このため、法令上も「ガス種に適合した機器の使用」が義務付けられており、液化石油ガス設備士などの有資格者による施工が必須です。
また、LPガス地域ではガスホースや金具が異なる場合もあり、軽微な部品交換が必要になることから、若干費用が高くなる傾向があります。
標準工事費に含まれる主な内容
標準的な取り付け工事には、以下のような作業が含まれます。
- 既存機器の取り外し・撤去
- ガス栓・給水管の接続
- 壁面金具の取り付け
- 燃焼試験および漏れ検査
- 動作確認・安全チェック
標準的な設置環境であれば、作業時間はおよそ1時間が目安です。
また、出張費や処分費が含まれているかどうかは業者によって異なるため、見積書には「総額費用」が明示されているかを必ず確認しておきましょう。
交換時にかかる費用内訳の一例
既存の湯沸かし器から交換する場合、撤去や処分に伴う費用が発生します。
| 項目 | 費用目安(税込) |
|---|---|
| 既存機器の撤去 | 約3,000〜5,000円 |
| 廃棄処分費 | 約1,000〜2,000円 |
| 出張費 | 約5,000〜8,000円 |
これらが工事費用とは別途の場合、トータルでは5万円台後半〜7万円前後になるケースが多くなります。
設置環境が複雑な場合や、壁の補修・ガス栓交換などを伴う場合は、事前の現地調査で見積もりを出してもらうことが大切です。
取り付け費用が高くなるケース
瞬間湯沸かし器の取り付け費用は、標準的な環境であれば5万〜6万円前後が目安です。
しかし、建物の構造や配管の状態によっては、追加費用が発生することがあります。
特に築年数の経った住宅や、既存のガス・給水設備を流用できないケースでは、工事内容が増えるため費用が高くなります。
配管やガス栓の位置が合わない場合
既設のガス栓や給水管が新しい機器の位置に合わないと、延長や位置調整の工事が必要になります。
たとえば、ガス栓や水道の取り口が設置したい場所と離れている場合や、配管が短すぎて届かない場合などがこれに該当します。
このようなケースでは、軽微なものであれば追加の費用だけで済みますが、ガス工事が必要な場合は契約しているガス会社に一度問い合わせが必要となります。
壁の補強・下地工事が必要な場合
瞬間湯沸かし器は壁面に固定して設置するため、下地の強度が足りないと補強プレートの取付けやビス位置の変更が必要になります。
基本的に既存の位置で交換であればそのまま変更せずに設置・交換できますが、新設の場合は下地の確認も必要となるでしょう。
補強材やプレートの設置には、3,000〜8,000円前後の追加費用がかかるのが一般的です。
安全性を確保するためには、必ず耐荷重を考慮した方法で施工する必要があります。
本体の変更を伴う場合
本体の変更が必要になるパターンとして、ガス種と瞬間湯沸かし器の種類があげられます。
まずガス種に関しては都市ガスからLPガス、またはその逆に切り替える場合は、湯沸かし器本体の交換が必須です。
ガス種が異なると燃焼方式やノズル径が変わるため、改造や部品交換では対応できません。
次に瞬間湯沸かし器の種類に関しては、先止め式、元止め式がありますのでこちらも間違えないように気をつけましょう。
いずれにしてもこれらの場合、本体を新たに購入する必要があり、追加で約3万円前後がかかります。
必ずご自宅のガスの種類や瞬間湯沸かし器の種類を確認してから本体購入を検討しましょう。


これらの高くなるケースはいずれも、見積もりの段階で確認できる事項です。
施工経験が豊富な業者であれば、現地確認の段階でこれらの追加可能性を説明してくれるため、契約前にしっかり確認しておくと安心です。
取り付けの流れと工事時間
瞬間湯沸かし器の取り付けは、一般的に1時間程度で完了します。
ただし、配管やガス栓の位置が合わない場合や、壁補強などの追加作業が発生した場合は、追加でかかることもあります。
どのような作業が行われるのかを知っておくと、見積もり内容の理解や立ち会い時の安心につながります。
① 現地確認・事前打ち合わせ
最初に行うのが、設置環境の確認と見積もりです。
現場スタッフが訪問し、既存機器の有無やガス栓・給水管の位置、壁面の状態などを確認します。
築年数が古い建物では、ガス栓の形状や取り付けスペースが現行規格と合わないこともあるため、この段階で補修や追加工事の有無を判断します。
② 既存機器の取り外し・撤去
古い瞬間湯沸かし器がある場合は、まずこれを取り外します。
ガス栓と給水管を閉め、残留ガスや水を抜いてから撤去作業に入ります。
撤去にかかる時間はおおよそ10〜15分程度。
長く使用されていた機器では接続部が固着していることもありますが、工具を使って慎重に取り外します。
③ 本体の取り付け・接続
続いて、新しい瞬間湯沸かし器を壁面に固定します。
水平を確認しながら設置し、ガス栓・給水管を接続します。
ガスフレキの長さなどが合わない場合は、規格部品を使用して安全に延長・調整を行います。
このときのガス接続は必ず有資格者による施工が必要です。
法令では、ガスの種類によって施工できる資格が明確に定められています。
- 都市ガスの場合:
「ガス可とう管接続工事監督者」などの資格を持つ者が、工事を監督・実施します。
(出典:一般財団法人日本ガス機器検査協会「ガス可とう管接続工事監督者制度について」
https://www.jia-page.or.jp/lp/gtc/) - LPガス(プロパンガス)の場合:
「液化石油ガス設備士(国家資格)」が施工を行うことが法律で義務付けられています。
(出典:資源エネルギー庁「液化石油ガス法関係」
https://www.enecho.meti.go.jp/category/safety/industrial/lpg/)
これらの資格は、液化石油ガス法(正式名称:液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律)に基づく制度であり、無資格者による施工は罰則の対象となります。
一見、接続だけの簡単な作業に見えても、ガス漏れや不完全燃焼の原因となるため、必ず有資格業者に依頼することが安全の基本です。
④ 漏れ検査・燃焼試験
すべての接続が完了したら、ガス漏れ検査と燃焼試験を行います。
ガス漏れ検知器や発泡試験液を使用して、接続部からの漏れがないかを確認。
その後、実際に点火してお湯の温度・火力・点火速度などを細かくチェックします。
燃焼状態が安定していれば、設定温度を調整して正常運転を確認。
問題がなければ、ここでようやく工事完了です。
⑤ 使用説明・片付け・引き渡し
最後に、施工スタッフが使用方法や注意点を説明します。
- ガスを使用する際の注意点
- 不完全燃焼防止装置が作動した場合の対処
- 使用方法と換気について など
これらの内容を確認し、保証書・施工報告書をお渡しして引き渡しとなります。
作業全体は通常で1時間前後、複雑な現場でも2時間程度が目安です。
✅ 取り付け完了までの流れ(標準工事)
- 現地調査・見積もり
- 既存機器の撤去
- 新機器の取り付け・接続
- 漏れ検査・燃焼試験
- 使用説明・引き渡し
この5ステップを安全基準に沿って行うことが、安心して長く使用するための前提条件です。
費用だけでなく、こうした手順をしっかり踏んでくれる業者を選ぶことが、結果的にトラブルのない施工につながります。
安心して取り付けを任せるために
瞬間湯沸かし器は、設置自体は短時間で終わる機器ですが、施工には安全基準の確認と経験が求められる設備工事です。
資格を持つ業者に依頼することはもちろん、施工後のサポートや安全確認までを含めて「安心して任せられる体制」が整っているかどうかが最も重要です。
安全性を確保する3つのポイント
依頼前に以下の3点を確認しておくことで、トラブルを未然に防ぎ、長く安心して使用できます。
✅ 1. 有資格者が施工を担当しているか
液化石油ガス設備士・ガス可とう管接続工事監督者など、法律で定められた資格保有者が直接施工しているかを確認します。
資格者が現場に立ち会わず、下請け任せの工事になるケースもあるため、見積もり時点で「施工担当者」が自社スタッフかどうかを確認しておくと安心です。
✅ 2. アフターフォローがあるかどうか
設置後に不具合や使い方の不明点があった際、すぐに相談できる窓口や点検対応があるかは非常に重要です。
ルーム・テック・ラキアでは、設置後の不調や調整依頼にも迅速に対応し、必要に応じて再訪問・再調整を行っています。
「取り付けて終わり」ではなく、設置後の暮らしまで支える姿勢が、長く安心して使い続けるための信頼につながります。
✅ 3. 現地調査を丁寧に行うか
設置環境を確認せず「電話だけで見積もり」を出す業者は避けたほうが無難です。
現地調査を行う業者は、配管位置やガス種を正確に把握し、追加費用の有無を明確に説明してくれます。
現地確認をしっかり行う姿勢は、そのまま施工品質にも直結します。
定期点検で「安全」を長持ちさせる
瞬間湯沸かし器の寿命はおおよそ10年前後といわれています。
ただし、定期的に点検や清掃を行うことで、それ以上長く使えることも少なくありません。
特に以下のようなサインが見られた場合は、点検や交換を検討するタイミングです。
| 不具合の兆候 | 状態の例 | 対応の目安 |
|---|---|---|
| お湯が出るまで時間がかかる | 着火不良・バーナー劣化 | 点検・清掃 |
| 炎が赤い | 酸素不足・燃焼不良 | 燃焼調整・点検 |
| 異音・異臭がする | 部品摩耗・接続ゆるみ | 部品交換または再施工 |
こうした不調を放置せず、「異変を感じたらすぐ点検」を心がけることが、安全と機器寿命の両方を守るポイントです。
ルーム・テック・ラキアでは、点検・交換のご相談もすべて資格者が直接対応しており、現地確認から施工完了までワンストップで対応しています。
✅ルーム・テック・ラキアが選ばれる理由


- ガス・住宅設備の専門店としての経験と実績
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寒冷地特有の施工条件にも精通し、環境に合わせた最適な工事をご提案します。 - 追加費用のない明朗見積もり
「本体」「工事費」「撤去費」「処分費」などをすべて事前に明示。
現地調査後に確定見積もりを提示し、追加費用が発生する場合も必ずご説明します。 - 安心のアフターフォロー体制
設置後の不具合・調整依頼にも迅速に対応し、アフターフォローが必要な場合もスムーズに対応。
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取り付けだけでなく、将来のメンテナンスや交換を見据えた「長く使える施工」が私たちの仕事です。
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