レンジフードと換気扇の違いとは?キッチン選びで失敗しないための基礎知識

目次

混同しがちな「レンジフード」と「換気扇」

キッチンのリフォームを考えている方や、新築で設備を選んでいる方の中には、「レンジフードと換気扇って結局どう違うの?」と思ったことがあるのではないでしょうか?

どちらも「料理中の煙やニオイを外に逃がすための換気設備」ですが、実はその構造や性能、掃除のしやすさ、そして価格にまで大きな違いがあります。

特に最近の戸建て住宅では、「換気性能の高さ」「見た目のスッキリ感」「掃除のしやすさ」などが重視される傾向にあり、レンジフードへの関心が高まっています。

この記事では、「換気扇」と「レンジフード」の違いをわかりやすく解説し、どちらが自分の家に合っているのかを判断するためのポイントをお伝えしていきます。

換気扇とは?基本構造と仕組み

「換気扇」と聞くと、昔ながらの四角いプロペラファンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
今でも多くの住宅で使われており、シンプルで扱いやすく、価格も安いため、根強い人気があります。

とはいえ、キッチンの煙やニオイ、油汚れにどこまで対応できるのか?というと少し心もとない面もあるのが事実。
選ぶ際には、その仕組みや特徴をしっかり理解しておくことが大切です。

換気扇の基本的な構造と仕組み、そしてどんな特徴があるのかを要点に分けて解説していきます。

構造と仕組み

・壁に直接取り付けられており、外の空気に直接つながっている

・羽(プロペラ)を回すことで、室内の空気をそのまま外に排出する仕組み

・操作はシンプルなON/OFFスイッチが主流

特徴

・とにかく構造がシンプルなので、価格が安い(本体数千円〜)

・設置も簡単で、DIYで取り替える人も多い

・フィルターがないタイプが多いため、汚れがたまりにくい

・ただし吸引力はそこまで強くない

よくある設置場所

・賃貸アパートや築年数の古い住宅

・料理をそれほど頻繁にしない家庭

・コストを抑えたいリフォーム現場

つまり、「換気扇=最低限の換気機能があればOK」という方向けの設備なんですね。

レンジフードとは?種類と役割

最近の新築住宅やリフォーム済みのキッチンで、よく見かけるのが「レンジフード」です。
見た目がすっきりしていてスタイリッシュ、さらにパワフルに煙やニオイを吸い取ってくれるため、現代のキッチンには欠かせない存在となっています。

一方で、「見た目がおしゃれだから」という理由だけで選んでしまうと、後で「掃除が大変」「音が気になる」など後悔することも。

そんなレンジフードの構造や仕組み、主な種類とそれぞれの特徴を要点に分けて解説していきます。
キッチンの環境や使い方に合ったタイプを選ぶためにも、まずは基本的な知識を押さえておきましょう。

構造と仕組み

・換気扇の上に「フード(カバー)」と「フィルター」が一体化した構造

・煙や油分、ニオイなどを効率的に集めてから屋外に排出

・本体の中には「シロッコファン」と呼ばれる強力なファンが入っている

種類と特徴

・スリム型:デザイン性が高く、フラットでおしゃれ。
・フラット型:天井埋め込み型など。アイランドキッチン向き。
・ブーツ型:昔ながらのスタンダードタイプ。価格が安め。

特徴まとめ

・吸引力が強く、油煙をしっかりキャッチ

・掃除しやすいフィルター付きが多い(最近は自動洗浄タイプも)

・デザインの選択肢が豊富でインテリアにもなじみやすい

・本体価格は高め(数万円〜10万円以上)

換気扇とレンジフードの違いを徹底比較!

ここまでで、換気扇とレンジフードそれぞれの特徴をざっくりと理解していただけたかと思います。
とはいえ、「結局どこが違うの?」「自分の家にはどっちが合ってるの?」という疑問をまだ感じている方も多いのではないでしょうか。

見た目や仕組みだけでなく、吸引力・掃除のしやすさ・価格・設置方法など、比較してみるとその差は意外と大きいんです。
キッチン設備選びで後悔しないために、具体的な比較ポイントを表にまとめながら、換気扇とレンジフードの違いをわかりやすく整理していきます。

「予算」「掃除」「デザイン性」「吸引力」など、気になる点を照らし合わせながら、自分のライフスタイルに合った選択をしていきましょう。

 

✅ 結論:
「とにかく安く、最低限の換気ができればOK」なら換気扇。

「料理中の煙・油・ニオイをしっかり排気したい」ならレンジフードが断然おすすめ!

どっちを選ぶべき?あなたの家に合うのはどっち?

ここまでで、換気扇とレンジフードの違いはだいぶ見えてきたと思います。
でも実際のところ、「うちはどっちを選べばいいの?」という方も多いのではないでしょうか?

以下に、目的別・家庭環境別におすすめの選び方をまとめました。

こんな方は「換気扇」がおすすめ

・キッチンの使用頻度が少ない(週に数回しか料理しない)

・換気設備にお金をかけたくない(費用重視)

・すでに換気扇がついていて、大きな工事をしたくない

・掃除やメンテナンスをなるべく簡単に済ませたい

→ 必要最低限の換気だけでOKなら、換気扇でも十分です。

こんな方は「レンジフード」がおすすめ

・毎日料理をする or 揚げ物や炒め物が多い

・キッチンの油汚れ・ニオイ対策を重視している

・おしゃれなキッチンにしたい(見た目も大事)

・将来のメンテナンスを見越して設備を整えたい

・家族の健康・空気環境をきちんと管理したい

→ 戸建てでしっかりした設備を求めるなら、レンジフード一択です!

換気設備の交換・リフォームのタイミングと費用

設備は一度取り付ければ「ずっと使える」ものではありません。
以下では、換気扇、レンジフードの各交換の目安や費用相場について解説します。

換気扇の寿命と費用

・耐用年数:約10年(モーターが劣化しやすい)

・費用:本体5,000円〜15,000円、交換費用込みで2〜3万円程度

・工事は1時間ほどで完了することが多い

レンジフードの寿命と費用

・耐用年数:約10年(モーター・ファンの劣化が徐々に)

・本体価格:3万円〜10万円以上

・工事費:2万円〜5万円(サイズや設置場所によって変動)
(※ルーム・テック・ラキアの施工価格表はこちら)

・自動洗浄モデルやスリム型はやや高価

リフォームのポイント

既存の換気扇からレンジフードに変更する場合、壁面の開口やダクトの延長工事が必要になることも。

ただし一度しっかり設置すれば、空気環境が劇的に改善するメリットは大きい。

よくある質問(FAQ)

ここでは、お客様からよくいただく「換気扇とレンジフード」に関する疑問に答えていきます。

Q1. レンジフードって電気代は高いの?

A. 一般的なレンジフードの消費電力は30〜60W程度で、1日1時間使っても1ヶ月で数十円レベル。
長時間つけっぱなしでも家計に大きな影響はありません。

Q2. レンジフードの掃除って面倒じゃない?

A. 最近は「フィルターが外しやすい」「汚れが付きにくい加工」「自動洗浄付き」など、掃除がラクなモデルも増えています。
1〜2ヶ月に一度フィルターを中性洗剤で洗うだけでもかなりキレイを保てます。

Q3. うるさい?静音性はどう?

A. 昔の換気扇は「ブォーッ」と大きな音がすることがありましたが、最近のレンジフードは静音設計が進んでいます。
シロッコファンを採用している機種は、静かでパワフルな換気が可能です。

Q4. 今の換気扇をレンジフードに変えられる?

A. 可能です。ただし、既存の壁穴が使えない場合や、電源・ダクトの再配置が必要なこともあるため、専門業者への相談をおすすめします。

Q5. DIYでも取り付けられる?

A. 換気扇は比較的DIYしやすいですが、レンジフードは重量や電源工事の関係でプロの設置が基本です。
安心・安全のためにも業者依頼が無難です。

レンジフードを取り入れると暮らしがどう変わる?


(※当社:レンジフード施工事例ページより)

「換気なんてどれでも同じでしょ?」と思っている方も多いかもしれません。
ですが、レンジフードを導入すると、意外なところで暮らしの質が大きく変わるんです。

ここでは、レンジフードにすることで得られる生活のメリットを具体的にご紹介します。

キッチンの油汚れが減る!

→ フィルターが煙や油分をしっかりキャッチしてくれるので、
壁や天井にベタベタ汚れがつきにくくなります。掃除もラクに!

部屋にニオイが残らない!

→ 特にカレー・焼き魚・揚げ物などは、部屋にニオイがこもりがち。
レンジフードなら強力な吸引で、調理中からどんどん排気してくれます。

デザインがすっきりして見た目も◎

→ スリム型・フラット型のレンジフードなら、
圧迫感もなくスタイリッシュ。キッチンの印象もグッと良くなります。

冬場の寒さ対策にもなる

→ 昔ながらのプロペラ型換気扇は、外の風がそのまま入ってくることも。
レンジフードなら密閉性が高く、冬の冷気が入りにくくなります。

小さなお子さんやペットの健康にも

→ 換気が不十分だと、油煙や湿気が部屋にこもって健康にも悪影響。
レンジフードで空気環境を整えることは、家族の健康を守る第一歩です。

このように、「見た目」「掃除」「快適性」「健康面」など、
レンジフードを導入することで得られるメリットは実はたくさんあります。

家を長く大切に使いたい方や、毎日の家事をラクにしたい方にとって、レンジフードはとても頼れる設備です。

まとめ:キッチンの快適性と健康は「換気力」で決まる!

料理をするたびに発生する「煙・ニオイ・油分」。
これらをしっかり排出できるかどうかは、キッチンの快適性や清潔さ、そして家族の健康に直結します。

この記事では、昔ながらの換気扇と、現代の主流であるレンジフードの違いを詳しく解説してきました。

改めて要点を整理すると──

✅ 換気扇は…

・価格が安く、構造がシンプルで扱いやすい

・DIYで交換しやすく、最低限の換気には十分

・ただし、吸引力や油煙処理には限界があり、ニオイや汚れが残りやすい

✅ レンジフードは…

・強力な吸引力とフィルターで、煙や油分をしっかりキャッチ

・掃除がしやすく、見た目もスタイリッシュ

・初期費用や工事費はかかるが、その分快適性・清潔感・空気環境が圧倒的に向上

 

特に戸建て住宅で毎日しっかり料理をするご家庭にとっては、レンジフードの導入が家の価値と暮らしの質を大きく高めてくれる選択肢になります。

また、キッチンだけでなくリビングや寝室など他の部屋にニオイを広げにくくなるため、小さなお子さんやペットと暮らしているご家庭、来客が多いご家庭にも大きなメリットがあります。

「換気」は目に見えづらい部分ですが、長く住む家だからこそ、しっかりと整えておきたいもの。

見た目や価格だけでなく、「快適さ」「健康」「掃除のしやすさ」など、毎日の暮らしに密接につながる要素をしっかり比較した上で、自分たちの生活スタイルに合った換気設備を選びましょう。

✅住宅設備のことならルーム・テック・ラキアにお任せください!

 

“キッチンまわりの換気設備、後悔のない選択を。”

 

換気扇とレンジフード、たしかに見た目や価格だけでは設置判断が難しいかもしれません。
でも実際に暮らしてみると、「煙がこもる」「油汚れが広がる」「冬は外気が寒い」といった小さなストレスが積もっていくもの。

ルームテックラキアでは、お客様一人ひとりの住まいやライフスタイルに合わせた最適な換気設備のご提案と設置工事を行っています。

 

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✅ 地域密着のスタッフが、ご家庭の状況をしっかり伺いながら最適なご提案をいたします

 

「うちの場合はどうなの?」というちょっとしたご相談からでも大歓迎です。
お気軽に、下記フォームよりお問い合わせください。

 

松本

まずはお気軽にご相談ください!

 

 

⇒ルーム・テック・ラキアのレンジフード施工事例集はこちら

 

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監修者情報

ルーム・テック・ラキア代表

北海道・札幌近郊の暮らしをよく知る地域密着の設備工事屋として、一件一件のお客様に対して、顔が見える誠実な対応と、わかりやすく丁寧な施工をお約束しています。
まずはお気軽にご相談ください。

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